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新しくセンター長に就任しました!
2020.08.24
新しくセンター長に就任しました!
4月1日 、おおいたスタートアップセンターのセンター長に就任しました綾部祐幸(あやべひろゆき)です。よろしくお願いいたします。
今回は、センター長就任にあたり、わたくし自身の簡単な略歴とスタートアップセンターの今後のあり方について紹介させていただきます。
<略 歴>
大分商業高校卒業後、大分県信用組合にて渉外、融資、中小企業支援、債権回収業務に34年間従事。中小企業支援業務では地域活性化、創業・経営革新、事業承継、事業再生に携わり、多くの中小企業・小規模事業者の成長力向上に関与。また、在職中に中小企業診断士取得。その後、放送大学で4年間学び、大分大学大学院(経営学修士)にて創業支援のあり方について知見を深める。
原点は大商野球部とお世話になったお客様
私は、小学生より野球が大好きで「将来はプロ野球選手になりたい!」という想いを強く持っていました。プロ野球選手になるためには高校野球で甲子園に出場し活躍・・・。そのような想いで大分商業野球部に入部しましたが残念ながら甲子園出場は果たせませんでした。しかし、ここで培われた規律正しい生活や協調性(融和)、何事も諦めず粘り強くチャレンジする精神(気力、粘り)はその後の社会人人生で大いに役立つこととなりました。
※大商野球部三訓
高校卒業後、地元の金融機関に就職し、初任地では200軒の顧客訪問を目標に持ち前の体力と元気な挨拶で来る日も来る日も歩き回りました。お陰様で多くのお客様から可愛がられお取引をいただきました。また、転勤後も自分よりも10~20歳目上の中小企業経営者と真剣勝負で向き合うことで、経営に関することは勿論、人としてのあり方、生き方など公私ともにご教示いただき感謝に堪えません。
これらのお世話になったお客様や地域社会に対し、「何かしらの恩返しをしなければ!」という思いを強く持ち始めた30代半ばに一念発起し中小企業診断士資格へ挑戦。幸いにも1次試験は毎年8月の第1週目というまさに甲子園大会と同じ時期。ならばと、高校時代に果たせなかった甲子園出場の夢を国家試験チャレンジという目標に置き換えて猛勉強を開始。野球部在籍期間と同じく3年目に1次試験合格(大分県代表の切符)を勝ち取った。その後、中小企業大学校(東京校)へ入校。全国から80人の1次試験合格者らと6ヶ月間切磋琢磨し診断士資格取得へ。
創業支援に目覚める!!
中小企業診断士取得後、略歴でご紹介した様々な中小企業支援に携わる中、特に興味を持った分野が創業支援です。そこである思いが・・・。「大学院で創業支援の知見を深めたい!」。放送大学で学士取得に励んでいた私は、卒業後の翌年に大分大学大学院(経営学修士)へ進学(47歳)。ここで、「リーン・スタートアップ理論を応用した資金調達のあり方の考察」という創業支援の論文をまとめました。リーン・スタートアップは、米国の企業家エリック・リースが提唱した創業マネジメント手法である。創業前の限られた経営資源をムダなく迅速に活用し、顧客の必要とする製品・サービスを効率的に開発するものであり、「構築-計測-学習」のフィードバックループを繰り返し「検証による学び」を得ることで成功確率の高いビジネスモデルの構築を行うものです。「お世話になった地域社会への恩返し」という思いたどり着いた道が創業支援であり、おおいたスタートアップセンターであったと感じております。
スタートアップセンターの今後のあり方について
2020年4月29日の日本経済新聞の26面「スタートアップと経済活性化⑨」では創業支援に関し、政府が講ずべき対策としてどうあるべきかという内容が掲載されていた。そこでは、「スタートアップ企業は資金調達など、創業時に様々な課題に直面します。多くの企業が創業後間もなく退出を余儀なくされ、成長を遂げるのは一握りです。・・・中略・・・すべての起業家に一律に支援することに対しては否定的な見解を示す研究が近年増えています。」確かにそうかもしれません。だからこそ、公的機関である本センターがしっかりと伴走支援を行い、成功確率を高めるための事業の方向性を創業者の方々と一緒になって考える必要があると思います。新型コロナウィルスとの共存を前提とした新しい社会の構築が課題となり、あらゆる組織が起業家精神を問われています。まさに起業の絶好の機会と捉えます。開所から5年、今一度、原点に立ち返り、量から質へとシフトし、寄り添える存在であることを目指していきたいと考えます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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