『ローカル食堂 アンド・ココチ』中島摩理奈さん＜おおいた起業家事情＞

3月、中津市に『ローカル食堂 アンド・ココチ』がオープンしました。大分産を中心とした野菜を使ったメニューが特徴のこのお店は、関西から18年ぶりにUターンした中津市出身の中島摩理奈さんが経営しています。食を通じて大分の良さを見つけてほしいというアンド・ココチがおすすめする暮らし方をご紹介します。（『創造おおいた』2024年6月号掲載）

中津市にオープン『ローカル食堂 アンド・ココチ』

中津市上宮永に『ローカル食堂 アンド・ココチ』が2024年3月15日にオープンしました。中津駅南口から歩いて10分、国道212号に入ってすぐの場所にあります。大分産を中心とした野菜を使ったメニューが特徴で、ランチタイムには10〜13種類の料理がワンプレートに盛られた『&cocochiプレート』や自家製トマトソースを使ったナポリタンを味わうことができます。

関西でフレンチの腕を磨いたシェフが、なじみのあるいつもの食材をいままでとは違う食べ方で提供。食を通じて大分の良さを見つけてほしいというメッセージが込められています。ランチタイム以外も昼はカフェ、夜はディナーと一日を通して異なるメニューを楽しむことができます。

関西から18年ぶりに大分県にUターン

『ローカル食堂 アンド・ココチ』を経営するのは大分県出身の中島摩理奈さんです。中島さんは大学進学を機に大分県を離れ、関西で暮らしていました。大学卒業後も飲食業や企画営業などの仕事でキャリアを積み重ね関西での生活も充実していたのですが、世界中に広がった新型コロナウイルス感染症により行動が制限されるという生活の変化を経て、暮らし方について興味を持つようになります。

年齢を重ねこれまでの経験を活かすことで、関西ではなく地元大分県に何らかの形で貢献することができるのではないかと考えた中島さん。かつて飲食店で一緒だったシェフとともに食の分野で大分から発信をすることを決意し、18年ぶりに大分県にUターンします。

食を通じて大分の良さを見つけてほしい

『ローカル食堂 アンド・ココチ』は地元食材や厳選された食材を使った料理やデザートを提供しています。食材は大分県内を中心に手探りで農家の方と関係を構築していきました。また大分や九州に限らず、これまで培った関西でのつながりも大事にして、食材の広がりを確保しています。食材以外でも器は耶馬渓で活動している木工作家の作品を使用するなど、中島さんの想いと同じ方向にあるもので揃えています。

今後は『ローカル食堂 アンド・ココチ』でイベントの開催も計画しています。人が繋がることができる目的地として、地元の人はもちろんのこと、中津に移住する人にもアンド・ココチがおすすめする暮らし方を伝えていきたいと中島さんは話します。

　◇

大分産を中心とした厳選された食材を使った料理やデザートを提供する『ローカル食堂 アンド・ココチ』。なじみのあるいつもの食材でも新たな発見がある食べ方を楽しむことができます。いちど大分を離れたことから見えてきた中島さんの経験が、『ローカル食堂 アンド・ココチ』のお店作りに反映されています。あなたもアンド・ココチの食を通じて大分の良さを見つけてみませんか。

ローカル食堂 アンド・ココチ

• 住所：大分県中津市上宮永940-3
• 電話：0979-64-7565
• 営業時間：11:30-21:00（ランチ：11:30-14:00／カフェ：14:00-21:00／ディナー：17:00-21:00）
• 定休日：月曜日＋不定期（Instagram投稿にてお知らせします）