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  • 未来の起業家が物申す!現役大学生19名による、提案プレゼン大会レポート。

    みなさん、スタートアップフェス2018はいかがでしたでしょうか?

    前半のステージイベントはたくさんの方がお越しになり、近くを通りかかった方も足を止めるほどの大盛況でした。

    この記事では、後半ステージイベントの「学生プレゼン」をレポートします。

     

    本イベントでブース出展した各企業のビジネスについて、県内の大学生が、「御社のサービスは、こうやったらもっと売れるのでは?」というアイデアを出しあうという企画です。

    学生ならではの視点に溢れたユニークな提案の数々を、どうぞご覧ください。

     

    株式会社イーコンセプト

    まず1社目は「ツインターボ」を出展した、株式会社イーコンセプトに対して、オ・ヒョンジさんの提案。

    彼は国内マーケットだけでなく、海外への輸出を提案しました。

    現在イーコンセプト社ではネット販売など、国内での販路開拓の拡大施策について進めている最中。

    これは更にその先を行く、海外展開についての提案でした。

    これを受け同社の松山さんは「私はPCがどうも苦手で、ぜひお手伝いをお願いしたい」と仰っていました。

    株式会社国東七(セブン)

    琉球畳を使った商品を開発している株式会社国東七に対して、今日まで琉球畳を知らなかった篠原郁人さんが体当たりで臨みます。

    彼はターゲットを国内シニア層に定めました。

    そしてまず老人ホームなどの施設に導入。

    日々の生活の中で触れ、愛着を持ってもらい、その上で買ってもらうという、二段階での提案でした。

    同社の坂本さんは、カリフォルニアやドバイに向けて発信したいと考えているとのことですので、これで国内&海外の両施策が揃うのではないでしょうか。

    imaアグリサービス

    土壌を改良する「みみっこ」という商品を開発・販売するimaアグリサービスへは、ISLAM Rasheeqさんがプレゼン。

    B2BからB2Cへと展開する同社のプロモーションについて、個人が野菜を売るプラットフォームの構築を提案しました。

    商品の写真撮影を手伝ったり、国際学生の力を借りて多言語対応したり、SNSや動画を使ったりと、幅の広い提案内容でした。

    同社の今宮さんはPCを扱うのが苦手とのことで、「手伝ってもらえるのならありがたい」との感想でした。

    LIMOGES(リモージュ)

    「医学部の学生が、医学的な見地からプレゼンします!」と勢い良く出てきたのは、笹岡ゆうじ(左)さん。

    健康食品市場へ「耳に良いトマト」というイメージ戦略で切り込む提案です。

    根拠は?と訊かれると「トマトは健康に良いから耳にも良いはず!」「根拠はあと付けで!」と。

    会場では笑いもおきたのですが、実はこれはかなり高度なマーケティング手法です。

    効果効能がすでに判明している要素は、すでに競合ひしめくレッドオーシャン。

    エビデンスを揃え、自ら新しいマーケットリーダーとなって頂きたいと思います。

    Exist Japan株式会社

    自作LINEスタンプの制作支援をしているExist Japan株式会社のビジネスに対して臨んだのは、佐藤楽さん。

    スタンプ8個で3,500円という価格について、「学生からすると高い…」と価格面での引き下げ案をプレゼン。

    8個の中に、広告のスタンプをひとつ混ぜることにより広告費を得て、それをスタンプ価格に反映させるという案です。

    実際、キャラクターが企業とタイアップすることにより収益につなげている成功例もあり、これは募集すれば企業による応募があるのではないでしょうか。

    同社の今長さんは、「紹介やクチコミが大切だと思っているので、それがきっかけとなりつつもお客さんの要望をクリアする品質のものを作っていきたい。」とコメントしていました。

    有限会社ティ・アンド・エス総合企画

    バジルやハーブなど地域資源を活用した商品を手がける、有限会社ティ・アンド・エス総合企画。

    安部達也さんが、クチコミによる拡散を使ったプロモーション案を提案しました。

    彼自身がライブ配信アプリ17Liveで、インフルエンサーとして活動しているため、紹介するルートをすでに持っているとのこと。

    そういう場所に配信し、美味しそうというイメージを持ってもらい、商品の認知を獲得することができるという内容でした。

    実際、インスタグラマーなどにより、SNSで拡散し知名度が爆発的に伸びた例は2017年にたくさんありました。

    この提案を受け同社は、ネットが大切な事は分かるし、現在手を出せていないためネット施策は進めていきたいと理解を示す一方で、将来継続して安定的に売れる道を探したいとのコメントを返していました。

    株式会社高山活版社

    同社は活版印刷会社ですが、現在売出し中の「あったか銀紙」についてプロモーション案を提案をするのは、真嶋曜さん。

    この提案はなんとスポーツシーンでの活用。

    例えば運動が終わった後は汗が乾いて体温が下がります。そこでこれを使ってはどうでしょう?という内容なのです。

    「あったか銀紙」は本来、災害時に体温を守る目的で開発された商品。

    この提案は別の活用方法を探り、新しい顧客へ目を向けるものでした。

    なお、同社へはもうひとりプレゼンがありました。

    同社の活版技術を世界へ広げましょうという提案。

    ステッカーを使った、スーツケースのデコレーションについてでした。

    またステッカーそのものだけでなく、「使い古したスーツケースを廃棄する際に、思い出のステッカーは残したい」という利用者の気持ちを掬い上げる提案も。

    スーツケースの写真を撮って、そのデータを元に同社の技術でステッカーを再現。

    新しいスーツケースに、思い出を引き継ぐという案です。

    この提案をするにあたり、知り合いにアンケートを取って来たという点も素晴らしいです。

    九州チップス株式会社

    「超!ゆず胡椒ポテトチップス」を売出し中の九州チップス株式会社

    「極上の抹茶ポテトチップス」を、モナカに展開させる提案をするのは、恵藤高生さん。

    この商品は通常のポテトチップスとは違う製法で生まれているため、食感がフワッとしていて全く違う口当たりです。

    口溶けの良いアイスとの相性は良いはずで、さらには緑茶との相性も見越し、せっかくだからセットで販売しましょうとのこと。

    同社の辛島さんは、「絶対美味しいので前向きに検討していきたい」とコメントされていました。

    株式会社フレックス・メディア・サプライ

    アニメ「ReLIFE」の大分限定イベント「ReLIFE@おおいた」の関連グッズ製作・販売を行う株式会社フレックス・メディア・サプライ

    実際にその作品のファンであるという井出小有里さんが、ファン愛を込めたプレゼンをしました。

    ReLIFEは、舞台となる青葉高校が大分上野丘高校をモデルにしているなど、各所に大分を元ネタとしているのですが、そのことがあまり知られていません。

    彼女は「それはあまりに勿体無い」とし、聖地巡礼ツアーを提案しました。

    例えばカフェやグッズ店の出店、田んぼアートなどを通じ、キャラ作品大分の順で、大分をより深く知ってもらうという内容です。

    同社ご担当さんは、「非常にメジャーなアニメなのに、この事を大分の人も知らないので、これを材料に色んな人に知ってもらえれば」とコメントしていました。

    株式会社イグジット

    県内で、消防点検や防火管理者の代行サービスを行っている、株式会社イグジット

    同社の提供するサービスのうち、ユニークなことで知られる「オモシロ防災訓練」について、小野省吾さんがプレゼンしました。

    みなさんはマンションのベランダにある、隣の部屋との仕切り板をご覧になったことがあるでしょう。

    これは非常時に蹴破って避難するのですが、どれくらいの硬さでどれくらいの力を入れればいいのかなど、普段目にしているだけでは分からないことが多いです。

    ですので実際に蹴って破ってみましょうというサービスがあるのです。

    小野さんは、このサービスを大学で行ってはいかがでしょう?と提案。

    同社の吉岡さんは「学生さんは親元から離れて一人暮らしの人も多い。だからこういう経験をしていると親御さんも安心されると思う。」と、前向きに検討したいとのことでした。

    女性起業家・企業家プロジェクト iGC

    女性による起業家プロジェクトiGCへは、上原亜希子さんがプレゼンしました。

    彼女はiGCという取り組みが、女性にもあまり知られていないことについてもったいないと言及。

    起業に興味のある人はたくさんいるはずなので、もっと発信力を強めて行くべきと主張しました。

    実際、彼女の周りにもそういう人は多いようで、どうやって起業するのか?費用はどうするのか?などについて大学などで公演してもらうと、起業したいという人が増えるし、iGCの知名度も増すとのことです。

    iGCの宮脇さんは、「学生向けのPRは今までほとんどやってこなかったため、新しい視点で面白いと思った。学生とのつながりは強化していきたい。」とコメントされていました。

    水どん!

    この中では異色の出展。水どん!とは企業名ではなく、株式会社モアモストが取り組んでいるコミュニティ。

    毎週水曜の夜に、学生や社会人が交流を深める定期イベントを開催しています。

    これについて、英語でのプレゼンが。

    彼は今、福岡でコワーキングスペースを作ろうとしているそうです。

    水どん!は起業家が集まるので、福岡でも同じような形のコミュニティを作ってみたいようです。

    また多くのAPU学生が水どん!に参加することで、国際的な環境を提供しながら交流の場を増やして行くことを目指したいとのことです。

    水どん!の佐藤さんは、「アイデアや話したいトピックがあれば、ぜひ来てスピーカーとして話をしてほしい。水どん!は今はゆるい集まりをやっているのだけど、バリエーションのひとつとして英語で喋る場所というのもありだし、それはとても素敵なことだ。」とコメントされていました。

    プレゼンが英語だったため、オ・ヒョンジさんが通訳。早口の英語だったように感じましたが問題なく通訳できるあたり、APU学生の強みが見えました。

     

    株式会社やまとうた × キャンプファイヤー大分

    クラウドファンディングのプラットフォーム、キャンプファイヤー大分を運営する株式会社やまとうたへ、フランスからの留学生GOURDIN Jean-Baptisteさんが臨みました。

    クラウドファンディングはフランスにはたくさんあり、その先例を見るに、これから日本ではクラウドファンディングプラットフォームに競合が増えてくると思われる。

    そういった中で今度、どうやったらキャンプファイヤー大分がもっと大きくなれるか?

    例えば支援者を広げるために、マラソン大会や各大学のイベントなど、人が集まるようなイベントを作ってはどうか?

    またふたつ目として、起業家志望が安心して起業できるよう、キャンプファイヤーがそのナレッジを活かした支援をするのはどうか?と提案しました。

    同社の田浦さんは自身のビジネスを振り返り、現状は来た話に対して応えているだけなので、提案のように、こちらから仕掛けていくようなアクティブさを出していきたいと、仰っていました。

    特定非営利活動法人ホビータイム

    ホビータイムでは、障がいを持っている方やお年寄りが、ペットボトルや缶のプルトップを開けられるようにする自助具「かるっく」を開発し、出展していました。

    そこへ坂口健心さんが改善提案を持ち込みます。

    まず、キャップの直径によってはサイズが合わず、かるっくでは開けられないものがあることをについて、「買って開けられないペットボトルがあったら、自分だったら憤慨する」と指摘。

    これを解決するために、穴の大きさを変えられるように機能改善してほしいと要望を出しました。

    そうすることにより、規格が合わないゼリー飲料などにも対応でき、幅がかなり広がるでしょう。

    また400円という価格面についても言及。

    柄の部分に広告を入れるなど、マネタイズについての提案も行いました。

    これについて同社では、「確かに開かない容器があることは把握していて、機能改善を進めている」と答えました。

    さらに開けやすい新製品についてもコメントがあり、問題点を改善するスピードの速さが伺えました。

    中津家具株式会社

    APU1回生の渡辺和樹さんが、中津家具株式会社が県立芸術文化短期大学、県立看護科学大学、産業科学技術センターとともに開発・発表した「C-Fit-Chair(シーフィットチェア)」の販路拡大について提案しました。

    C-Fit-Chairとは、チェアの背もたれをCの形にすることにより、高齢者が前を向いて楽しく食事・会話ができるようにする、木製の椅子です。

    彼はドイツが家具にお金をかける国のトップ3に入ることに着目。

    またドイツは日本と同じように高齢化率が上昇し、社会問題となっていることも併せて指摘。

    それらを踏まえ、海外展開の中でも特にドイツに注力すべきだと提案しました。

     これを受け中津家具株式会社の永岡社長は、「海外の中でもターゲットを絞り、ドイツに着目したのは面白い。確かにドイツは機能性がとても重要視されているので、受け入れてもらえると思う。」とコメントしました。

    イジゲン株式会社

    前半のステージで登壇したイジゲン株式会社の鶴岡さんが再度ステージに。

    田村大輔さんが、同社のスポットセールというアプリについて機能改善について提案を行いました。

    これは、応援したい企業やお店を登録し、そこに支援をするという投資アプリ。

    出資者はお店で待遇が受けられるというサービスです。

    彼は「お店に実際に行ってみないと、投資をするべきかどうかの判断ができない。だから1回目に何らかのサービスが受けられるようにしてほしい」と提案。

    いわばお試しサービスを提供することで、投資に対しての敷居を下げ、ユーザを増やし、サービスが拡大する事を狙った内容です。

    これに対して鶴岡さんは「良いと思います。ぜひ導入したいと思います。」とかなり前向きのコメント。

    IT系ベンチャー企業の、意思決定の早さが垣間見えるひとコマでした。

    おおいたスタートアップセンター

    最後は本イベントの主催者であるおおいたスタートアップセンターへ、MCP Japanの張凱林さんがプレゼンしました。

    まず同センターには堅いイメージがあり、相談してほしいと思ってもハードルが高く、悩みを抱えたままの人が多くいるはずだと問題点を指摘。

    それに対し、ウェブサイトを改善することにより大学生や起業に興味のある人をもっとたくさん集められるはずだとつなげました。

    実際、彼自身がコンサルを受けようと思った時、時間や場所の制限があったことから、フォーラムシステムの導入や、専門家からコンサルが受けられるサービスの提案をいただきました。

    これに対してコンシェルジュの小野より、「イメージについては仰る通り。提案については機能的にできるできないなどの問題はあるが、起業に興味のある人の悩みを解決するというセンターの目的を達成するために、最大限の努力を続けていく。」と回答いたしました。

    以上、18社に対し19名もの学生からプレゼント改善提案の数々、いかがでしたでしょうか?

    社会人だと「競合は…」「自社の強みが…」「費用は…」など、いわゆるマーケティングのお作法にとらわれてしまうのですが、そこは学生パワーで突破。

    普通だと決して出ないようなアイデアが続出し、とても楽しいステージでした。

     

    ご参加された出展社の方々、学生の皆さん、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。

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